住宅

大橋川河畔の家

所在地島根県・松江市竣工2018種別改修受賞2018 平成30年度しまね建築・住宅コンクール 最優秀賞
大橋川河畔の家
設計者コメント

駐車場に挟まれた敷地での光と風、プライバシーの確保。大橋川を望む立地。松江にふさわしい歴史的景観の創出。これらの設計条件から自然素材を用いた小さなコートハウスとしています。深い軒が出せず、風雨に強い漆喰と焼き杉板を用い瓦屋根としています。

準防火地域内で和を表現するためにファサードには木製防火戸を設け、木製の窓としました。ガラス窓や格子戸越しに大橋川の柳並木を眺められるようにしています。また緑の大好きな奥さんのリクエストに応じて3つの坪庭を設け、中庭は漆喰リフレクターの光井戸とし全ての部屋に自然光を届けています。

和室のとこ廻りには昭和6年の大火で再建された造作材を再生し、町の歴史を引き継いでいます。杉磨き丸太、桐の落し掛け、イナゴの竿縁天井、書院障子、どれも素朴な造作ですが、大切にしたい歴史の断片でもあります。この部屋では再生したとこ廻りだけを真壁として強調しています。

庭木が加わると住まいの景色が一変しました。黒を背景に映えるモミジの新緑。風にそよぐアオダモの梢やヤマボウシの新芽。どの窓先にも大橋川の柳や庭の緑があり、アイストップ・グリーンの心地よさを感じる住まいとなりました。

(平成30年度 しまね建築・住宅コンクール 最優秀賞受賞)

この仕事の受賞

2018平成30年度しまね建築・住宅コンクール 最優秀賞

竣工写真 — 20

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