Journal — Notes & Bookshelf

設計ノートと本棚

設計の合間に書かれた短い文章と、江角の読書ノート「私の本棚」。 事務所の言葉づかいと関心のありかが残る、28件の読み物です。

日々の記録は外部の日記でも続いています — アトリエ日記 ↗スタッフ・インターン日記 ↗

01

設計ノート

Design Notes
2009-08-26

間合い

夫婦、親子、3世代同居、家とは一つ屋根の下で暮らす家族の距離をデザインすること、とも言いえます。「近くて遠い」「近づ離れづ」など相反する関係性を閉ざさずに、緩やかな間合いを持たせることを心掛けています。 気配が感じられる住まいでは相手への気遣いが生まれます。就寝時間の違いやTVの音、生活時間のズレなどが問題となりますが、みんなで話し合って解決する中から子供たちもたくましく成長していくと思います。

2009-07-23

自然素材

土、漆喰、手漉き和紙などは必ずしも現代生活に必要な建築素材とは言えませんが、私たち日本人の心や精神文化を豊かにする素材です。新建材が年月と共に汚濁、劣化するのに対して、自然素材は表情の美しさが増し、建物への愛着も深まります。 壁、天井、障子に手漉き和紙を張り廻した小間 漆喰壁の浴室 経年変化になじむようにグレー系自然塗料仕上げとした杉板外壁

02

私の本棚

Bookshelf — 26
2009-07-23

樹々が枝葉を広げて森をつくるように、美しい景観を造るのは長い時間をかけてその土地に根付いた一つ一つの建物です。家を建てるとは木を植えること?

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2009-07-23

慌ただしい現代生活、仕事に振り回される日常について考えさせられます。暮らしが簡単便利になるのに連れて、日常も段々と慌ただしくなっていませんか?モモはそれを「消費型の暮らし」と呼ぶかもしれません。

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2009-07-23

世界30カ国のふつうの暮らしが写真で紹介されています。その国の平均的な家庭を取り上げ、家と家族の持ち物全てが紹介されています。巻末の日本のくらしが異彩を放ち、考えさせられます。

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2009-07-23

田舎に古民家を買って移り住む一人暮らしの女性のエッセイ。豊かな自然や隣人たちとの関わり、そして生きる意味が静かに伝わってきます。続編「ひとり居の日記」もお勧めです。

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2009-07-23

はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集。物がなければ暮らせないのは、心が貧しいから?文明と、物の溢れる現代生活について考えさせられます。

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2009-07-28

社会や家族を支え、慌ただしく生きるのは女性の宿命?簡素な生活、一人で過ごす時間から女性の自己充足について述べられた名著。

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2009-07-28

豊かな想像力を育む短編集。建築も機能性から少し離れてこれくらい詩的であってほしい。豊かな暮らしには日常の細部を楽しむ、豊かな感性が必要なのかもしれません。

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2009-07-28

自然と調和した生活文化の溢れる江戸日本が新鮮です。文明と引き換えに失ったものの大きさを痛感します。思いやり深く男も女も人も家畜もみな均しくフラットに生きてたのです!日本人のルーツを知り、生活文化を考える手掛かりがあります。小泉八雲の「日本の面影」もオススメです。

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2009-07-28

鴨 長明が晩年に移り住んだ簡素な庵で人生を俯瞰するエッセイです。安らかな心情と無常観が素晴らしい。時代は変わっても、人の本質は何も変わらないのです。徒然草と合わせてお勧めします。

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2009-07-28

ご存じ民芸の名著ですが、文中の「民芸」を「建築」と読み替えても面白く読めます。建築も健康で偽りのない用の美が基本です。

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2009-07-28

建築の初源性、文明の非力さ、簡素な暮らし方、自然との接し方、・・・生きる上で大切なことを様々な切り口から教えられます。古民家塾の活動も、セルフビルトの目覚めもこの一冊から始まりました。自分に限らず、この本に影響された人は少なくないのでは?

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2009-07-28

青い目で見た日本建築・日本文化論は沢山ありますが、率直な感性に好意が持てます。祖谷の古民家は今ではトラスト運動にまで発展してるようですが、そのパワーに感心しきりです。

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2009-07-28

生物の進化を決定する自然選択について詳細な観察が繰り広げられています。一つの建築を考えるとき、沢山の選択肢の中から一つづつ選択を繰り返す行為は、自然界の摂理、自然選択と似ています。自然選択を決定する必然についての学びがあります。

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2009-07-28

寛次郎さんの晩年の境地に触れられる一冊です。自己と美と宇宙とが一体となってモノ作りに打ち込んでいる様子が感じ取れます。陶工の天才は詩人でもありました。

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2009-07-28

生活文化や精神構造をそれぞれの風土との関係から解き明かした名著。日本人や日本文化を考える手掛かりがあります。鈴木秀夫氏の「森林の思考・砂漠の思考」(NHKブックス)にも同様の内容が解説されています。

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2009-07-28

暗闇の中に見出した日本人の美学。既に失いつつある日本人の繊細な感性が自分の中に甦ってきます。自分もこの本に出会った頃は家の電球を取り換えたり、照明器具づくりにも没頭しました。

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2023-03-27

山陰の風土と生活文化が寛次郎さんの描写で詩情豊かな情景となり、余韻までしみじみと楽しめます。届きそうな昔には想像力をかき立てられます。

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2023-03-27

イタリア建築本やイタリアのエッセイなど沢山ある中でのお勧めの一冊。街の歴史や文化だけでなく新しく起業する経緯や直接民主主義的な事象まで、思わず「そうだったのか!」と膝を打つ。

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2023-03-27

古寺巡礼の庭鑑賞の一助となる名著。画像検索しながら著者の審美眼に触れるのが楽しい一冊。

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2023-03-28

ジョンポーソンが改修したコッツウォルズの別荘を舞台に奥さんの季節毎の手料理を紹介。ミニマムな建築意匠良し、料理良し、写真良しで円熟期の幸福感が伝わる。

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2023-03-28

懐かしい情景の中で広がる空想の世界。奇々怪々な物語は家屋敷と庭を舞台に進み、妄想と描写が楽しい。

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2023-03-31

ロマネスクとゴシック建築の魅力が詳細に取材されていて、読み終えるころには誰しも旅の準備に取り掛かるのでは・・・。自分も本を片手にレンタカーでフランスの田舎町を巡った。プロバンスの三姉妹だけでなく道中は宝の山。

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2023-03-31

スターブヒルケの写真と解説が旅心を刺激する。ウルネスを見るだけでもノルウェーに赴く動機となるが、ノルウェーの雄大な自然と空気の透明度が伝わる。

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2023-04-15

伝統と革新に挑み続ける王澍氏建築作品集の日本語訳本。 山水の自然観を根底に建築を思考する姿勢が新鮮。 挑戦する様子にも好感が持てる。

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2023-04-15

美しい木造建築を巡る旅のバイブル。欧州に残る木造建築の多彩さに目が留まる。構造イラストや写真も美しく資料点数も多く、見るだけでも十分に楽しい。著者の丁寧な解説と鉄道マップに旅心が掻き立てられる。国別に12の巡礼ルートが示されている。

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2023-04-15

世俗から離れニューメキシコの砂漠に二つの家を構えたジョージア・オキーフ。厳しい自然の中で、強さと安らぎに満ちた晩年を伝える良書。

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