住宅

四重奏の屋根

所在地島根県・出雲市竣工2021種別新築受賞2022 令和4年度 しまね建築・住宅コンクール 奨励賞
四重奏の屋根
設計者コメント

幾つかの提案の中から方形屋根の連なる計画案が選ばれた。それぞれの空間単位を正方形として星座のように繋ぎ、45度に展開する動線計画。隣棟間に生じる大小の窪みが庭となって変化に富んだ内外が生まれた。

大型犬と愛猫達との生活の場であり、リビングも寝室も共に過ごせる広さとしている。大屋根には深い軒と濡れ縁を設け、愛犬たちの走り回る様子が窓いっぱいに広がる。

アイランドキッチンはパーティー仕様で、脚開閉でのエクステンションとし、ウォールナットとシナでコントラストを付けた。

ここでは視点の移動に伴って変化する外観と、屋内では頂点で交わる隅木の安堵感が心地良い。改めて方形屋根は自立性と安らぎを生む強くて穏やかな形態言語だという気付きもあり、屋根裏は一階広間と繋がりながらも座して安堵する空間とした。スノコ床はスカイライトや下階の照明を相互に透過する装置として設えた。

サニタリーは寛ぎの場となるように石や桧板などの自然素材を用い、バスルームには北山を一望する窓を隠し框で納めた。

方形屋根頂部に集まる隅木の化粧納まりは技術を要する見せ場で、無事に上棟した時の大工さん達の喜ぶ顔が素敵でした。

令和4年度 しまね建築・住宅コンクール 奨励賞

この仕事の受賞

2022令和4年度 しまね建築・住宅コンクール 奨励賞

竣工写真 — 18

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