古民家

神名火山の古民家

所在地島根県・出雲市竣工2020種別改修 ・ 古民家受賞2020 令和2年度しまね建築・住宅コンクール 優秀賞
神名火山の古民家
設計者コメント

離れて暮らしていた家族が一緒に暮らすための古民家再生で、両親と子供達、三世代7人家族と2匹のワンコの新しい生活の場となった。

改修を終えた時、感慨深かったのは表座敷を続き間のまま残せたこと。利用頻度の低い続き間改修から一転し、残す事で案が纏まった。神名火山と向き合い、裏山を借景に取り込む表座敷からの見晴らしが母屋普請(大正8年)の第一義であり、損ねることなく再生出来たことは施主だけでなく、工事に関わる誰もが嬉しく思った。

三間続きの和室ひと間を、大胆にも玄関と入れ替えて和室は二間の続き間に縮小。ストーブのあるLDKは元の玄関で、生活スペースを拡張した。外式台もここに移設し屋外との繋がりと家格を保持した。このように柱間装置が組み換え自由なのも伝統軸組工法の特徴の一つで時代の要求に応える秀抜なシステムと言える。

増築が繰り返され拡張の一途だった昭和も過ぎ、老朽化した長屋門と蔵、昭和の増築棟を解体し、介護に薪ストーブなどの楽しみも加え、必要な空間だけを残して家族の思い出を再構築することとなった。

(令和2年度 しまね建築・住宅コンクール 優秀賞受賞)

この仕事の受賞

2020令和2年度しまね建築・住宅コンクール 優秀賞

竣工写真 — 21

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